
UpDate 2004.07.15 2006.06.14 説明文追加

日本航空(JL/JAL) A300B4−622R(JA016D) 2004.07.02 羽田空港にて
この飛行機は、JALのA300−600Rの新塗装の中で
唯一JASのロゴが入っています(写真掲載時)。
この機体は、JAL/JAS統合直前に導入された為、エアバス社からオールホワイトでデリバリーされました。
その後、日本でアークカラーに塗装されましたが国際線に投入された為
(中国との※航空協定上、JAS便として運航する関係で)
新塗装機の中では唯一JASロゴが追加されています。
現在は、完全統合のあおりを受けて国内線を飛んでいます。
(A300−600Rは国際線から撤退しました)
JASがA300−600Rを発注した時、生産されていたのはフェデックスやUPS向けの
A300−600Fばかりであり、貨物型の発注のおかげで生産ラインが延命している状況でした。
その為、A300/A310を通じて写真の機体が「最後の旅客型A300/A310新造機」となりました。
その後、UPS向けのA300−600Fの製造終了に伴い
エアバス社のA300/A310向けラインはクローズされています。
※航空協定
国際線の運航は「航空会社が運航したいから開設します」では運航出来ません。
ちゃんと相手国・通過国と話し合いをした上での運航という形になります。
その取り決めとは
「A国からB国までB747クラスで週4便での運航に合意」
と輸送量・便数まで細かく決められます。
その為「日本はゴールデンウィークで多客が見込まれるから
B767のところをB747で運航したい」
と言っても機種を変更出来ない場合もあるのです。
(無理に変えると、後日B737クラスを投入して帳尻を合わせないといけなくなる事もあるので)
また、両国共に開設する権利はありますが、片方の国しか開設してない例もあり
日本の航空会社が飛んでいない国(例:ドバイ・エジプト)もあれば
相手国の航空会社が飛んでいない国(メキシコ・ブラジル)もあります。

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